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医療HP制作を考える ネタ倉庫

ITの使いどころを考える 2009-08-03

先日、東京ビックサイトで行われた国際モダンホスピタルショウに行ってきました。
20090730.jpg

 たくさんの方が来場していましたが、その中でも
電子カルテやIT化に関するサービスのブースにたくさんの人が集まっていました。

医師や、看護師などスタッフが不足状態になっている中、なんとか業務を効率化し、スタッフの業務を軽減しようという意志の表れではないでしょうか。
また、業務の効率化がコスト削減につながることも魅力的です。

もともとITというのは、繰り返し同じ作業をするような単純作業について人間が行うとどうしても時間がかかったり、ミスがでてしまう所を機械化することで、早く正確に行えるということで普及してきました。
機械は単純作業がとっても得意だからです。
気分や体調によって起こる人為的ミスなどもありません。(もちろん機械の故障などはありますが)

反対に、人間の良い所は心が通っているところです。
機械に「お大事に」と言われるのと、病院のスタッフに「お大事に」と言われるのでは、やはり受け手側の感じ方が違います。
ようは、TI化するにしても何もかもという訳にはいかないのです。
顔色を見て患者さんによって呼びかけ方を変えたりすることは、人間の方が得意だからです。

効率はものすごくよくても人気がない場所は、寂しく不安になるものです。

また、先ほどもお話しした通り機械は、先に想定したシチュエーション内でしか対応ができません。
融通がきかないのです。

このことを知ることは、とても大事なことで、IT化をする前に様々なシチュエーション
つまり例外を含め念密に考える必要があるということです。
ここが、うまく出来ていないと結果的に頭でっかちになり患者さんの要望に応えられないものとなって
しまいます。
クレームも多発し、お金をかけた分の効果は出ないでしょう。
「こんなシステム入れなければ良かった。」となりかねません。

 

●実際に私の知人が体験したケースとして次のようなものがありました。

 

健康診断に行った際のことですが、彼は胃カメラがとても苦手でした。
前年にも大変な思いをしたため、今回は来院時に看護師さんにその旨を相談し、
「それでは鎮痛剤を使いましょう」という話になり、とても安心しお任せすることになりました。
しかし、実際には鎮痛剤は使われず昨年同様とても辛い思いをすることになりました。

初めに話をした看護師さんの話が、胃カメラの担当の方に伝わっていなかったのです。

この病院はとてもITの設備が整っており、来院から会計まで一貫した管理ができるようになっていました。
そのため、待ち時間も少なく各医師や看護師も自分の所に回ってきた仕事を黙々とこなせば良いような状態になっていました。
健診中、一貫して同じ人が対応するというようなことがなく、システムも【胃カメラの際に鎮痛剤を使う】といった可能性を考えた作りになっていなかったため、患者の要望が末端まで届かなかったのです。

通常であればとても効率的にまわりますが、例外が起きた場合の弱さが露呈した事例といえます。

 

このようなことがないためにも、上手くITを利用し、ITに任せる範囲と人間が作業しなければいけないところを見極め活用したいものです。

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